あらすじ
どこにでもいる普通の家庭で育って、ありきたりな人生を歩んできた極々普通な高校へと進学した主人公『里村 甲』は夏休みに祖父母の暮らす山奥の田舎へ、都会ではない場所を求めてやってきていた。
しかし、そこでも自分の退屈を埋めてくれる何かがあるわけでもなく、特に理由もなく連日に渡って近くの山を歩き回っていた。
ある日、いつものように山の中腹にある洞窟で熱中症対策もかねて休憩していると、急に何かが動くような音がして崩落して暗闇に閉ざされる。しばらくして浮遊感が襲い、ようやく収まると遥か昔に存在した科学者にしてマッドサイエンティストと呼ばれるような類の人間が残した施設だった。
『何故、急に来れるようになったのか?』などの疑問も多くあったが、それ以上に今の世界に退屈していた甲の心は歓喜に染まっていた。
それから残されていた施設に加えてマッドサイエンティストの知識を継承した甲は嬉しさと同時に混乱もしていた。
確かに刺激を求めていたが、最低限の倫理観と常識は持ち合わせていただけに受け継いだ知識の中のにある禁忌とも呼べる技術の数々の扱いに困ったのだ。
数日悩みながら過ごしても答えは出ず、都会の家に戻った時に現代の最先端技術を前に大きな衝撃を受けた。
あまりの拙い技術、あまりに簡単な問題、そんな数々を実際に目にして継承したマッドサイエンティストの知識が叫びをあげて甲の中に抗いがたい衝動が生まれた。
そしてマッドサイエンティストの知識に苦悩しながらも世界を巻き込み、甲は世界から退屈など生まれない刺激に溢れたへ界へと変えていく決意をする。
後に少し後悔することにはなるが、同じくらいに満足な日常を手に入れる事になる!