あらすじ
子どもに名前を贈ること――それは母から子への、最初で一生消えないプレゼント。
私は時間をかけて、願いを込めて、その“最初の贈り物”を用意していた。
けれど出産の日、義父母の一言で私の思いは奪われた。
夫も味方になってくれない。
必死に抵抗しても、残されたのは出生届に打った小さな濁点だけ。
それが、母として守れた唯一の祈りだった。
“最初のプレゼント”は奪われても、母の愛は決して消えない。
そして今、立派に育った息子こそが、私にとって最大の贈り物となった。
――これは、母が子に捧げた“最初の贈り物”をめぐる、涙と愛の物語。