あらすじ
ここは、惑星ブレイン。
惑星ブレインには、15歳になる年の、生まれた季節に神殿で対応する女神の洗礼を受け、【スキル】と呼ばれる能力を手にするという決まりがあった。
それは平民の子でも、貴族でも、王族でも同じだった。
ごくたまにスキルを持たない者もいるが、彼らはそれで困らないほどの報奨金をもらえる。ただし代わりに研究に協力させられるが。
一番この世で侮蔑されるのは、スキルを持たない者ではなく、「役に立つスキルを持たない者」だった。
それでも、その者たちは実力で騎士団長や魔法師団長などの地位を持つ。スキルではなく実力で認めてもらうのが、「役に立つスキルを持たない者」であった。
だから、一族にとって役に立つスキルを持たない者は、大抵旅に出される。一族の長男でも、王族でも、役に立てないスキルを持った者はいつか認めてもらうために、旅に出る。
これは、「役に立つスキルを持たない者」の女子の物語だ。