あらすじ
かつて「終焉の魔王」と恐れられた少女、アシュ・グラシエル。
力で世界を変えようとしたその手は、何も守れず、大切な妹をも失った。
全てを焼き尽くした後に残ったのは、ひとつのクッキー。
それは妹が最期にくれた、温かくて、やさしい味だった——
「私はもう、戦わない。甘味でこの世界を征服する」
魔王の新たな野望(?)は、なんとお菓子で人々の心をとろけさせること!?
森の中に小さなパティスリーを構え、ひとつひとつ丁寧にスイーツを作りながら、
魔族も人間も虜にしていく、ゆるくて真剣な“甘い世界征服”がはじまる。
可愛いのに切ない。
美味しいのに胸が熱い。
これは、とある元魔王とひとつのクッキーが紡ぐ、
“心をほどくお菓子ファンタジー”。