あらすじ
王子様はガラスの靴でやってくる。
農業と交易で栄える王国・レヴオルロージュ。サンドール子爵の子リオンは、母亡き後に現れた継母とその娘達に使用人同然の扱いを受け、「灰かぶり」と呼ばれながら暮らしていた。
ある日王宮で舞踏会が開かれるという知らせが届き、リオンは魔法使いが用意してくれた衣装とガラスの靴を身に纏って王宮へ向かう。王女のシャルロットと踊って楽しい時間を過ごすが、帰宅の際にガラスの靴を落としてしまうのだった。
やがて、舞踏会からしばらく経った頃。リオンはガラスの靴を探しているうちに数多のガラスを収集するようになっていた。「硝子庭園」と呼ばれる温室庭園の主となったリオンは、魔法使いと協力しながらガラスの靴を探しつつ、家の再興を目指して日々奮闘している。靴を取り戻して舞踏会の夜の姿になれば、心を揺さ振った王女と再び相まみえることができるだろう、と。
そしてガラスの靴を拾ったシャルロットもまた、舞踏会で共に踊った名も知らぬ美しい男に心を奪われていた。
落としてしまったガラスの靴を探す灰かぶりの令息と、拾ったガラスの靴の持ち主を探す王女の物語。
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