あらすじ
その女の後世での評価は概ね一致している。
この世に並び立たぬ者の無い悪女である、と。
成した悪逆数知れず。殺めた生命数知れず。
人類史の特異点。数々の国史を学ぶ上で決して避けては通れないその存在感。
しかしその名は悪逆だけに留まらず。多くの功績を残したことをで後世の評価は真っ二つ。
残虐女帝、拷問女帝、淫売女帝の異名を持つ傍ら。
発明の申し子、魔導大帝、近代戦術論の開祖、そして嘗てない数の人命を救った救世の女神。
果たしてそれはプロパガンダの為に作られた虚像なのか。
真に死と同時に生を齎した神の如き女なのか。
他国にもその偉業が記された、膨大な異名を持つその女の生きざまは―――――――――。
異母妹の書き上げた未完成乙女ゲーの世界、その最大の悪女に転生させられた女の、『戦国史』、開幕。