あらすじ
畠周斗には、幼少期からずっと思ってきた、大切な人がいる。
その彼女の名は、秋山真希。
真希は中学一年生の時に「キャンプ場無差別殺人事件」に巻き込まれ、家族を失っていた。真希自身も傷つけられてしまったが、二年の時を経て、目を覚ました。
意識を取り戻した当時は、事件のことを忘れていた真希だったが、ある日ふと犯人への強い怨嗟を思い出す。真希のためだと凄惨な事件を隠す大人たちの優しさを無視し、真希は周斗に真相を話すよう願う。
家族を亡くして無気力だった真希が、このまますっと消えてしまうことを恐れた周斗は、「復讐」という生きる活力を与えるため、真希に事件のことを話してしまう。
世界でただ一人の大切な人に、真希に、生きていてほしいから。
周斗は残忍なモノに「化ける」決意をする。