あらすじ
ウィレミナ・アシュクロフト伯爵令嬢は卒業前の社交パーティで婚約者である王子より婚約破棄を告げられた。蔑ろにされ続けた彼女には、味方をする者など一人もいない。孤立無縁の中、王子は叫ぶ。
「ウィレミナ・アシュクロフト。貴女との婚約は、ここに正式に破棄されるものとする。この場にいるすべての者が、その証人だ!」
その声に反応したのは、ウィレミナではなかった。
「ふむ、その言葉、忘れるでないぞ?」
婚約破棄を告げられたウィレミナを迎えに来たのは、一人で千人の騎士団を壊滅させたと言われている竜王だった。