あらすじ
それはフェアリーの姿をした最悪の存在。
それはフェアリーの形をした災悪の物語。
彼女はもともとただのフェアリーであった。
彼女は同胞から疎まれて育った。
そして同族のコロニーを出た彼女に、世間は冷淡だった。
だから彼女は他者を頼ることをやめた。
そして彼女はやがて他者はすべて自分の踏み台であり、玩具であると認識するに至った。
彼女は孤独だった。
そんな彼女に、同族は名前をくれなかった。だから彼女は自分で名乗った。
それが世間でも彼女を示す言葉として通じている。
その災厄の名は、コチョウ、と呼ばれた。