あらすじ
「貴女は、誰かの“死”を忘れている。」
夏の終わり、全校集会で一人の少女が飛び降り自殺した——はずだった。
しかし翌日、何事もなかったかのように現れたその少女は、主人公・甘井カナリアのクラスへと転校してくる。
記憶に空白がある。
でも、確かに、彼女は——死んでいた。
自分だけが「彼女の死」を覚えている世界で、カナリアは自分の心の中に溜まっていく“記憶の違和感”を手繰る。
やがて彼女は、「クラスで起こる死の連鎖」と「誰かへの恋心」が結びついていることに気づく。
「彼を想えば、誰かが死ぬ」
「私はきっと、愛してはいけない」
これは一人の少女が、“死”と“恋”を記憶に刻み直していく、
エモーショナルな死体偏愛ミステリー。