あらすじ

ある日、少女・麗音は医者から「余命は一年ほど」と告げられる。突然突きつけられた死の宣告に、涙も出せず、ただ心にぽっかりと穴が空いたような感覚に陥る。 母は「健康な体に産んでやれなくてごめんね」と泣き崩れ、友人たちも彼女を腫れ物のように扱い始める。かつての普通の日常は失われ、食事の制限や過剰な気遣いに囲まれ、麗音は次第に感情を抑えきれず、夜ごと布団の中で泣き続けるようになる。そして、学校へも行かなくなり、ただ時間が過ぎていくのを待つ日々を送っていた。 そんなある日、6月13日。何も変わらないはずの朝に、窓に小石が当たる音が響く。無視しようとするが、繰り返し鳴る音に耐えかねてカーテンを開けると――そこには、太陽のような笑顔を浮かべた一人の人物が立っていた。 「おはよう!麗音、久しぶりだな!」 彼の姿は、死に向かうことしかできなかった麗音の心に、再び強烈な光を差し込んでいく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/20
  • 現在の作品余命一年の私と太陽みたいな君