あらすじ
ADHDの「グレーゾーン」─病名や診断は出ないものの、注意散漫で衝動的、ミスが多く、根性論だけではどうにもならない特性です。ただ「だらしない人」「努力不足な人」として扱われ、それに対して反論もできず、大人になっても、一般社会に馴染みにくい自分を中途半端に自覚しながら生きていくことになります。
主人公のイロナは、ファンタジー世界でそんな特性を持ちながら生きています。見た目も普通の人とは違う彼女に優しくない環境で。とはいっても社会とは生きなくてはいけないもの。彼女が学園(王立大学)での勉強、領地での仕事、貴族社会からの圧力の中で自分なりの人生を築こうと奮闘する物語です。
物語には二つの軸があります。なんとか普通になりたいと奮闘する「日常パート」と、勇者とかけがえのない出会いをして、打ち解けて恋もして関係性も変わっていく中で、この世界の秘密を探る「非日常パート」。
「日常パート」では、イロナが見つける小さなライフハック、時には失敗する勉強術やダイエット、お金の管理方法などが、1章で1個は登場します。
魔法があろうがなかろうが、どんな世界と社会も残酷です。暗い展開も多いですが、とりあえず今日という日をなんとかのりきるぞ!