あらすじ
宮岸愛梨。かつては仲が良かった幼馴染は、とある事件を契機に、どこに出しても恥ずかしくない一軍女子へと変貌していた。
有栖川明人はそんな幼馴染を寂しく感じながらも、現実的な距離を保っていこうと日々を過ごしている。
そんなある日。明人は同級生の陰キャ少女・下田美崎から告白を受けてしまう。
答えに悩む明人だったが、妹からのお使いの帰り、サッカー部の陽キャである青年から襲われそうになっている愛梨の姿を目撃した。
咄嗟に助けに入った明人は身を挺して愛梨を救う。
陽キャが倒れ伏している中、スカートを切り裂いて包帯代わりにしながら、愛梨は尋ねた。
「……明人、告白されたの?」
「え、なんでそれ知って」
「あ、明人は彼女とか、いるの?」
「いや、いないし」
「へ、へぇ。いないんだ。へぇ、へぇぇ……」
その日を境に、2人の関係は変化し始める。
空白だった時間を補い合うように。