あらすじ
社会人二年目、ごく普通の会社員である私、咲川星梨(さきかわ あかり)。
可もなく不可もなくの何の変哲もない、平穏な毎日。
このまま特に変わったこともなく、誰かと結婚して、子ども産んで、おばあちゃんになって、息を引き取る。そんな、「普通にいい人生だったよ」ってあの世で言えるような人生を送るんだろうな、そう思っていた。
あなたの手に触れた、あの夜までは。
あの夜エレベーターの中で出会ったアナタは、私のつまらない運命を一瞬にして変えてしまった。
「あれ、オネーサンオレのこと知ってんの?」
「オレだって ”オトコ” だからね?勘違いしないでよ?」
「ねぇ好き。早くオレに堕ちてよ__」
アタナの綺麗な瞳に、甘い言葉に、ふと見せる優しい表情に___
私はどんどん吸い込まれていく。
これが、普通の恋なら幸せになれたのだろう。
でも___
アナタは『アイドル』だった。
一般人の私が好きになっていい人ではなかった。
好きになっちゃダメな人だった。
「ねぇなんで泣いてんの?オレの胸貸してあげよっか?」
好きになっちゃダメなんだって____