あらすじ
この世で最も恐ろしいのは妖し?
それとも人間?
この世には、人の目には見えないものが存在する。鬼、幽霊、妖し…。
はるか昔。人々はこれらの存在と寄り添い、共存し生きてきた。
夜は闇。妖し達の時間。そうされていたのは少し前までのこと。異国より得た『西洋灯(オイルランプ)』により、夜の闇は薄れ始めていた。
闇を奪われた妖し達は、生き場所を求めて彷徨う。そして怒りの矛先を、人へと向け始める。
時は鳴時(めいじ)。又は冥時と人は言う。
闇を鳴(つ)げる時と……。
日本ではない爾幡(にほん)の、京都ではない清杜(きょうと)を舞台にしたファンタジー。
人と妖しの間に産まれた子――天月華(あまつか)。
そんな天月華が人間と妖しの間に起こる事件を解決していく。