あらすじ

荒神高校。 そこは学園とは名ばかりの荒れ果てた土地だった。 支配するのは暴力。 それに従うのはカネ。 そして、誰も逆らえぬ絶対神――「元帥」と呼ばれる男。 荒神組と呼ばれる暴力団の組長であり、その思想は宗教にも似て、生徒たちは従順な駒でしかなかった。 教師は沈黙し、生徒たちは怠惰の魔物と化した。 教室には笑い声も学びもなく、ただ煙草の煙と、重苦しい沈黙だけが充満していた。 そんな瓦礫のような学園に、かろうじて残された希望があった。 ――野球部。 だが、その野球部に集まった部員たちは、寄せ集め、落ちこぼれ、誰にも期待されない者ばかり。 監督を務めるのは荒神組の若頭。野球の知識は皆無だが、力と恐怖で部員をまとめる。 それでも彼らは知っている。 この場所に光を取り戻すには、ただひとつの方法しかない。 「勝つ」ことだ。

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カクヨム
カクヨム2025/08/20
  • 現在の作品荒野の甲子園