あらすじ
その探偵は、一年前に死んだ。
だけど今日も、“死んだまま”謎を解く。
高校二年の秋。神乃瀬いろはは、転校先の学園で“幽霊になった天才探偵”白河いづなに出会う。
彼女は自分の死の真相を追い続ける霊となり、肉体を失ってもなお、数多の事件の“解”を手にしてきた。
いろはは、いづなの「媒介」として事件に巻き込まれていく。
不可解な密室、記憶を奪う少女、そして——消えた学級全員。
やがて、彼女の死の背後にある《一冊の小説》がすべての事件を繋ぎ始める。
「生者よりも論理的で、死者よりも情熱的な」探偵譚。
——この物語は、幽霊が世界を暴き、少女が現実に殺されていく、
“論理”と“呪い”の逆説的青春ミステリー