あらすじ
突然医者から告げられたのは、薬も治癒術も効かない奇病にかかっていること、加えて余命三か月。
婚約者には言わないことに決めた。あと三か月の間、私と一緒に過ごしてくれたらそれでいいと思って。
それなのに、婚約者から告げられたのは突然の婚約解消だった。
だから私は、死ぬまでのあいだ誰かにそばにいて欲しくて、悪魔を召喚することにした。
現れた悪魔は言った。
「賭けをしようか。 もし、きみが私のことを好きにならなければ、その奇病を治してあげよう。」
「 もし、あなたのことを好きになったら?」
「クローディア、きみの魂をもらう――」
そして悪魔がまず私にしてくれたことは。
「おはよう、朝食を一緒にとろうか。」
「あら、悪魔も朝食を食べるの?」
「いったいきみは、悪魔を何だと思っているのかな?」
「あら、朝食は食べるのね。羊の血のジュースに、黒トカゲの丸焼き、黒水晶の粉末をふりかけて?」
「本当にきみは、私を何だと思っているのかな?」
そんな悪魔と私の命が尽きるまでの物語。
*ハッピーエンドです。