あらすじ
遥か昔、人は神々と共に生きていた。
『夜明けの国アウロラ』に位置するクローネ家の長男ライオットは、親からの愛情をその身に受け、健やかに育っていた。
ある日、母ミセリアが何者かの凶刃に倒れてしまう。凶器には『聖騎士』のエムブレムが彫られていたため、下手人は聖騎士や関係者と考えられる。
父ファーゼンは、これを受けて抗議するも下手人は見つからず、あろうことか母の仇討ちを忘れたのか、聖騎士となってしまう。
そんな父を尻目に、復讐を誓ったライオットは、力を付けながらも下手人の手掛かりを探す。
そんな折、士官学校にて一時の安寧の元、学友達と時を過ごし、復讐心はライオットの身を焦がしながらも、少しずつ風化して行った。
そして、時は経ち、大人になったライオットに転機が訪れた。
『毒と狩りの女神アンタレス』より天啓が降りたのだ。
天啓は、燻っていた復讐心に再び火を付け、ライオットは女神アンタレスの信徒となった。
しかし、アウロラでは『火と戦いの神マルス』が讃えられているため、ライオットは逆徒となり、領地を去る事になってしまった。
生き抜く為、母の仇討ちを果たす為、アンタレス信心会を決会する事になったライオットの運命は?
剣と奇蹟の世界に生きるライオットの数奇な運命を描いたファンタジー小説。