あらすじ
札幌のしがない町病院に勤務する内科医、新道龍二。患者やスタッフに優しく、どこかぼんやりとした彼は、その穏やかな仮面の裏に、極限まで鍛え上げられた肉体と、決して消えない復讐の炎を隠し持っていた。
ある夜、当直勤務中に腹部を刺されたヤクザを、かつて外科医として鳴らした腕で救ったことから、彼の止まっていた時間が動き出す。
再び復讐の道へと足を踏み入れる。孤独な戦いに限界を感じた彼は、かつて共に死線を越えた仲間を引き入れ、全ての元凶が待つ東京へと乗り込む。
緻密な情報収集と、二人の完璧なコンビネーションによって、鉄壁を誇ったアジトは一夜にして陥落。復讐の舞台は再び札幌へと移り、混乱に陥った残党たちを一人、また一人と狩り、組織を完全に消滅させる。
しかし、全ての戦いを終え、一人になった新道の前に、最強の戦闘員が最後の壁として立ちはだかる。石狩の港を舞台にした壮絶な死闘の末、新道は辛くも勝利を収めるが、自身もまた瀕死の重傷を負ってしまう。