あらすじ
公爵令嬢リリアーナは、乙女ゲームの悪役令嬢に転生したと気づいたものの時すでに遅し。ヒロインに夢中な王太子に婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。しかし、農業を愛する前世の記憶を持つ彼女にとって、それはむしろ好都合!慰謝料代わりに誰も見向きもしない辺境の痩せた土地を手に入れ、悠々自適な農業スローライフを目指すことに。
しかし、その地で彼女を待っていたのは、堅物で無愛想な辺境伯アレンと、想像以上に厳しい現実だった。持ち前の農業知識と行動力で、乾いた大地を豊かな穀倉地帯へと変えていくリリアーナ。その姿に、領民たちは彼女を『豊穣の聖女』と呼び、心を閉ざしていたはずの辺境伯も、不器用な愛情を隠さなくなる。
「君は、俺だけの聖女だ」――彼の独占欲は日増しに強くなるばかり。
一方、リリアーナを追放した祖国は原因不明の不作に喘ぎ、彼女の成功を知って後悔するが……もう遅い!
これは、追放された令嬢が、最高の幸せと溺愛を手に入れる物語。