あらすじ
仕事に疲れ、人間関係に消耗しきった32歳の主人公・野見山紗枝(のみやま さえ)は、ある日まるで時代がごちゃ混ぜになっかのたような、奇妙な街に迷い込んでしまった。
時代劇の舞台のような平屋の横に、大正ロマンを感じさせる擬洋風建築が並び、さらにその先には全面ガラス張りのビルが空に向かって伸びている。異なる時代の建物が、不思議と違和感なく隣り合っている、そんな現代日本とは明らかに違うあの世とこの世の間にある狭間郷(はざまのさと)。
そこで出会ったのは、恋愛に悩む妖怪たち。
結婚していいものか悩む化け狐、次の恋に迷う未亡人な雪女、ぬらりひょんの片想い、鬼の初恋etc
「誰かの心に寄り添うこと。それなら出来るかも――」
今までの経験を活かし、異世界で『妖怪専門の恋愛・結婚相談所』を開業した紗枝。
今日も彼女は個性的すぎる依頼者たちと向き合う。恋に不器用な妖怪たちの悩みを、ゆっくり、でも確実に紐解いていく。