あらすじ
自分には何かが決定的に欠けている――。
無気力な毎日を送っていた高校生、宮村誠。
そんな彼の灰色の日常は、ある放課後、音楽室から聴こえてきた一つのバイオリンの音色によって、鮮やかに色づき始める。
音色の主、澤村沙良。
彼女に惹かれ、導かれるように音楽部に入部した誠。
初めて見つけた目標、初めて抱いた恋心。それは、止まっていた彼の時間を、確かに動かし始めた。
なのに、どうして。
どうして僕の想いは、一番大切な君を傷つけてしまうんだろう。
これは、あまりにも不器用で、拙くて、どうしようもなく純粋だった、ある少年の「最初の過ち」の物語。
※3部作予定の第1部完結済み