あらすじ
セッションの余韻の中、彼がかけた一枚のレコード。
それは、澪の身体に深く刻まれた、最初の恋人との記憶を蘇らせた。奥に届く指、濡れるための演技、愛されたかった過去の自分──。
快感と記憶が交錯する夜、澪は音と共に「思い出の中」を旅しはじめる。それは単なる回想ではなく、内面を深く掘り下げる「冒険」でもあり、身体がもう一度“今”を受け入れるための、祈りのような旅だった。
静かに嫉妬する男・榊、記憶と快楽が重なる女・澪──。音と記憶と快感が揺れる、内的ロードノベル。
※1本作は、新作『ふれていないのに、濡れていた(https://estar.jp/novels/26459405)』のスピンアウト作品です。
※2「先生、もう とけちゃいそうです。 ー観察の快感、記録の終点ー(https://estar.jp/novels/26459455)」の続きの話となります。