あらすじ
舞台は1世紀のブリタニアの東部。
兵士の父はローマの軍団兵に育てられたゲルマニア人孤児だ。
母は父が買ったゲルマニア人女奴隷だった。
父は息子が軍団に入隊してすぐに母を売った。
跡取りさえ育て上げれば不要と判断してのことだ。
父は祖父に倣い、優れた軍団兵となるべく生き続け、平の兵士から百人隊長へと出世して退役した。
息子にも優れた軍団兵となることを期待していた。
兵士は父の期待に応えるため、優れた軍団兵となるべく幼いころから鍛錬を続けた。
父は優れた兵士は何でもできなければならないとした信念を持ち、その信念に基づきブリタニアのイケニ族からも教えを受けるべきだと考え、イケニ族のある族長と懇意にしていた。
兵士は族長の兄妹と兄妹のように育てられ、成人して妹と婚約した。
ローマ皇帝ネロの時代。
兵士はブーディカの乱で共に育ったイケニの若者たち相手に戦うことになる。
戦いの果てに父を失い、族長の兄妹を手にかけてしまう。
家族をすべて失い、婚約者の亡霊にさいなまれ、失意の中で生き続ける。
皇帝ネロの命令で軍団がブリタニアからパンノニアへ移動となり、そこでユダヤ人の少女と会う。