あらすじ
「あらすじ」
ー1607年のバージニア植民地建設に始まった、北米におけるイギリスの
植民活動。現地に到着した植民者達の実に半数以上が死亡し、
インディアン達の援助を受けてやっとその日を乗り切ることができる、
といった具合で始まったそれは、近代ヨーロッパ世界の拡大という、
時代の趨勢の中で、宿敵フランスの植民地戦略との熾烈な衝突を
繰り返さざるを得なかった。
そしてその、衝突の歴史はヨーロッパ、インド、アメリカなど
世界各地で覇権を巡り、争った英仏の百年に及ぶ抗争の歴史の内、
非常に重要な部分を占めることとなる。
その抗争のクライマックスといえるのが七年戦争(フレンチ・インディアン
戦争)であり、その戦争を制したものこそが北米の覇者、ひいては世界の
覇者としての地位を確固たるものとしていったのである。ー
「作品説明」
今作では北米における英仏抗争の頂点ともいえるエイブラハム平原の戦い
(ケベック攻略戦)に焦点を当てています。エイブラハム平原の戦いは、当時北米におけるフランス植民地の中心だったケベックの攻略を狙うイギリス軍と、その阻止を狙うフランス軍とが、ケベック近郊のエイブラハム平原で激突した戦いで、英仏双方の司令官が両方戦死してしまうほどの激戦であり、北米における英仏の命運を決定付けた重要な戦いです。
それを通じ、近代における戦争について、文明について、覇権について
書いていきたいと思っています。
※表紙はエイブラハム平原の戦いで命を落としたイギリスの指揮官、
ウルフ将軍の最期を描いた絵画です。