あらすじ
「えびすかき」という人形遣いが、その舞台とするために向かった村のお社に、小さな首が落ちていた。身分上、村人にその首を埋める事を強いられた「えびすかき」の二人だが、その首がきっかけとなり「傀儡師」と「高野聖」という、共に遊行しながら神仏の言葉を伝える者たちの縁が結ばれる。
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昔々、人形はまだ子どもの玩具ではなく呪術や祈祷に使う神の依りましであった事もあり、木箱から現れて舞う木偶人形は神そのものだった。
摂津国の戎社から、えびす大神の神徳を諸国に広めるために生きた「えびすかき」。彼らは首から下げた箱から木偶人形を取り出し「えべっさま」を舞わしながら、神様の絵札を毎年配り歩いた。そんな旅の物語。