あらすじ

切り結んでみたかった。あの男と。そして出来る事なら、一刀両断にしてやりたかった。  そうすれば、師は安正を褒めてくれただろうか。それとも、他を批判している暇があるなら己れの学を磨けと叱責しただろうか。  朱子学者である浅見安正(絅斎)は、古義学を唱える大儒、伊藤仁斎の死が近いことを知って呟く。そして、自分に学を授けた師、山崎闇斎を思い出す。自分はついに師に遠く及ばず、仁斎と切り結ぶことも出来なかったと。      ☆   江戸初期の儒学者・神道家、山崎闇斎(1619-1682)の生誕から400年になるのを記念して、2019年にささやかなお祝い冊子を作成しました。本作はその中の一作で、山崎闇斎門下の三傑と言われた浅見安正を描く創作歴史小説です。一度は師の元を去った浅見は、後にそれを深く悔いたという逸話が残っています。小品ですが、読んで頂ければ幸いです。      ☆ 【登場人物】 浅見安正   山崎闇斎の門人。号は絅斎。 若林新七   浅見絅斎の門人。号は強斎。 伊藤仁斎   市井の儒者。その学は古義学と呼ばれる。 山崎闇斎   儒者・神道家。名は嘉右衛門。その門流は崎門と呼ばれる。垂加神道の創始者。      ☆ BOOTHで紙本(有償)とDL(無償)を配布しています。 https://fukahiro.booth.pm/items/1478695

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エブリスタ
エブリスタ2021/03/06
  • 現在の作品告子 -浅見絅斎と師-