あらすじ
一九四六年、大日本帝国滅亡。
敗戦国日本は米ソによって三八度線で分断された。
それから約半世紀、一九九八年。
政治の混乱、経済の疲弊、外交の失策。
ソ連崩壊後の日本民主人民共和国は危機に瀕していた。
核実験の強行によってアメリカとの対立が深まり、戦争の影が差す。
人民憲法第九条の下、公式には否定された存在である武装組織。既
に滅びたソ連の補助軍、孤児から募兵した祖国の鬼子的存在、人民
赤衛隊。
滅び行く人民共和国、時代の狭間に落ち込んでしまった人民防空赤
衛隊Su27SJの若きパイロットたち。
ただ、空を飛びたいと願っていた。従うことはできても、選ぶこと
は分からなかった。側にいてくれるたった一人さえいれば、全てが
壊れても生きていけると思っていた。
別の歴史を辿ったもう一つの世界は、この世界と繋がっている。
戦闘機と仮想戦記にハマりヴィジュアルノベル企画として提出。却下されたので同人誌にしました。2008年くらい初出。年配の自衛隊ファンの方と若い自衛官の方に褒められたのがたいへん嬉しかったです。