あらすじ
2021年10月19日完結!!
昭和62年9月20日。
おニャン子クラブ解散の夜、代々木公園で出会った世理奈とくるす。
世理奈は、戦前の労働争議で世に知られ、戦後は国会議員となった祖母のさくら、左翼運動に身を投じた母の知世を背景として育ち、片やくるすは長崎空襲の被爆二世という宿命を背負っていた。
二人の出会いをきっかけに、物語は祖母さくらの回想を通じて、その少女時代へー。
お寺の養女だったさくらは、行商先の朝日新聞で遭遇した226事件、決起軍の兵士が吹いた「ラプソディー・イン・ブルー」を聴いたときから、その人生が本格的に始まっていく。
ガーシュインの音楽に触れたいための女学校入学。
その青春を熱狂させた神風号の欧亜連絡飛行の壮挙!!
侵略戦争と並行して工業化社会へと進む昭和期、さくらもまた、労働争議、海軍航空兵との結婚、その真珠湾攻撃での活躍、ミッドウェー海戦での遭難などを経験。
昭和30年代、社会党の国会議員となったさくらの許で、娘の知世は、安保・三池の現場を疾駆。
この母娘の前に、「昭和の創造者」岸信介が立ちはだかるのだった。
そして、物語は再び昭和60年代へー。
日本の国力が絶頂に達した昭和63年を背景に、長崎空襲の謎に挑むくるすを支援する世理奈。
そこで明かされる226事件当時の意外な祖母さくらのエピソード。
昭和最後の日、二人の少女が見たものはなんだったのか?
三代の女性が追い求めた「昭和浪漫」の物語を激動の時代を背景に描いていきます。