あらすじ
散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする。
ちょんまげとかそういう髪型にらしさを感じていた武士たちが己の誇りである刀とまげを無くし始めてはや数年。
市場を行きかう人らを見渡せば老若男女問わず様々な人たちがいろんな髪形をする時代に変わりつつあった。
変化はそれだけにとどまらず船に乗って海の向こうから齎された新しい技術や食材などは日々を豪華に彩るために使われ、今やそれらを多く披露できることが社会的地位の高さを示すためにも使われている。
人々は新しい技術を得て少しずつ、でも必死に「昔を忘れようと」していた。
だけどそれを許さない者たちがいる。
「お前たちの罪を忘れるな」と立ち上がる者たちがいる。
「私達を置き去りにした罰を与える」と今を生きる人たちを呪う者たちもいる。
新たな時代と平和の陰で、少しずつそれは日常を蝕もうとしていた。
そこに挑むは新たな防人『東京府警察・対人害課』
所属する小鳥遊美遥は同僚であり相棒である九朗と共に人々の禍が渦巻く夜の東京へと足を踏み入れる。
敵対するはこの世のものとも思えぬ悪鬼邪気。
災禍に抗うのはようやく勝ち得た平和のため。
今小鳥遊の刀が闇を斬る!
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注意
この作品並びに「東京府防人語群」はあくまで「明治時代を写した」物語ではなく「明治時代っぽい」物語です。
ですのでそういうものと割り切ってご一考ください。