あらすじ
『ずっと君だけを見てきた――』
紀元前一三○○年の世界・肥沃の大地アズルイラ――中枢都市国家ファジュルには、蒼い瞳と髪を持つ王女は海の『母神バハル』の生まれ変わりという伝承が存在する。ファジュルの王女「サフィア」は数年前の悲しい過去をきっかけに心を閉ざしていた。『アクダルの森』にいた守護神『アルド』という初恋の友が姿を消してしまったことで、行方不明になった時から心を閉ざしてしまった。
隣国の王子と婚姻する十六歳の誕生日を目前にサフィアは思いがけない人物と再会する。アクダルの森にいた守護神「アルド」は数年前に行方不明になったサフィアの初恋の友だった。
アズルイラに迫る災厄とその元凶である邪神からサフィアを守るべく帰ってきたアルドに想いを打ち明けたサフィアは彼と結ばれる。しかし、幸福に満たさながら目覚めたサフィアを待ち受けていたのは、邪悪に微笑むアルドの姿だった――。
復讐と狂愛を焦がす冷酷な神様×純粋無垢で一途な聖王女の間で織り成されるバビロニア神話風の純愛官能ファンタジー。