あらすじ
ー私は一本の古びた刀によって幕末に呼ばれたー
ずっと欲しかった『生きる理由』がここにあるのかもしれない。
…………………………………
剣道は私の生きがいだった。
誰よりも強く、誰よりも気高くありたい…そう願い続けた私の憧れは幕末の動乱を駆け抜けた『彼ら』
彼らは剣の道を歩み…
「先生!稽古の時間で「源さん、それって土方さんに持っていくお茶菓子ですか?」
武士らしく…
「楓!お前も一緒に踊るか!?」
冷酷なのだと…
「てめぇで決めた道なんだろ?それなら迷わず進め、諦めねぇ限り間違いなんか存在しねぇんだよ」
………そう思っていた。
苦しかった、逃げ出したかった、私は彼らに縋り付きたかった…
そんな自分がちっぽけに思えるくらいに、新選組のみんなは『今』を生きていた
「土方さん…相変わらず格好良すぎる」
「ねぇ、いつになったら鼻血が出ないようになるわけ?」
「楓っ、人の羽織に鼻血垂らすな!総司!てめぇも大福の粉を拭いてんじゃねぇぇぇぇ!」
私も彼らと共に歩みたい…そう思う事は我が儘なのだろうか