あらすじ
現代ヨーロッパ。私は、再びアルデンヌで生きている。三百年前に生きた女王マリー=テレーズの記憶を携えたまま――。今の名前はリディ・フロベール。国立国民議会図書館《ポンパドーラ》の図書館員だ。
【かくしてカナリアはいなくなった】
女王の恋をつづった手記があるという。
あるはずのない手記を追い、大学都市イーズへ出かけたリディ・フロベール。日記の謎を追ううちに、歴史に潜む小さな、けれども重苦しい闇があらわになっていく――。
架空の現代ヨーロッパを舞台にした、元女王の「巡礼」を描く物語。
別タイトルでなろうやカクヨムにも掲載しています。