あらすじ

江戸時代末期・新吉原遊廓。  そのほど近くに養生所をかまえる医者・夏樹(なつき)は、ある日の往診帰り、猫を追いかけ、小見世(こみせ)の『いすゞ屋』へと導かれる。  猫を抱き上げ、艶やかに笑うのは、部屋持女郎・春日(かすが)。彼女は夏樹が助けられなかった患者の姉だった。  申し訳なさと心苦しさを抱え、思わず泣いてしまいそうな彼に、春日は「泣きたいなら泣けば良いさ」と声をかける。  客が来ないと嘆く彼女は「わちきを助けると思って」「医者は人助けするもんだろ」と更に言葉を投げかけた。  誰に対しても分け隔てなく優しく、必ず期待に応えようとする性格の夏樹は、春日を《助けよう》と登楼することを決める。 《誰にでも》優しい医者の《特別》は気まぐれに。 ーーー 『桜に酔いし鬼噺』 https://estar.jp/novels/25987069 に登場する医者・夏樹の話となりますが、こちらのみでもお楽しみいただけます。 その後のおはなし https://estar.jp/novels/26019386

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エブリスタ
エブリスタ2022/07/30
  • 現在の作品はるなつ来たり夢語