あらすじ
――死にたいわけじゃない。でも、生きていても私を必要とする人なんていない。
感情表現が苦手で、口を開いても言葉がつっかえてしまい、うまく人と話せない櫻井あやめ、高校二年生。
そんなあやめにとって唯一安らげる場所は、誰も来ない第二美術室だった。
しかし、最近、その第二美術室へやってくる者がある。
昨年赴任してきたイケメン教師、氷坂真白だ。人当たりもよく女子生徒にも絶大な人気を誇る彼だが、あやめは彼の秘密を知り、驚愕する。
彼は……第二美術室で密やかに死体の絵を描き続けているのだ。
しかも彼が最近手掛ける絵は、数か月前に自殺した女子生徒のもので……。
――先生が殺したんですか?
問うあやめに氷坂は微笑んで言う。
――そうかもしれませんね。
気味悪い彼を敬遠する気持ちと共にあやめが抱いたのは、こんな綺麗な死体になりたい、という願望だった。
表紙はかんたん表紙メーカーさまにて。
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