あらすじ
祇園花見小路の老舗のお茶屋一二三で生まれた一二三琴音とその娘、祇音。
老舗のお茶屋一二三で生まれた琴音は15歳で実家を飛び出し、若くして娘を出産。
「この子には祇音という名をつけて、そうすればこの街で生きることがこの子の全てになるから」
琴音は母琴路に精一杯の抵抗を手紙にしたためて姿を消す。
娘を失った悲しみは裏切られた憎しみに変わり祖母琴路の孫祇音に接する態度はより厳しいものになっていく。
祇園で生まれたおなごは祇園で生き祇園で死んでいく。
その徹底した教えは逆に祇音の心にまだ見ぬ世界への憧憬をより強いものにしていく。
仕込み期間を終え晴れて舞妓になる「見世出し」を控えたある日、アイドルの世界に身を置く母の存在を知った祇音は初めて自らの意思で行動を起こす。