あらすじ
介護施設で働く真坂奈月(まさかなつき)は、専門学校卒業後介護士として就職し、25年目を迎えた。
担当している入居者、足立光代(あだちみつよ)の世話をしているうちに、亡き母の面影を思い出し、心通わせていく。
看取り期に入った光代はある日自分の人生を語り出し、クローゼットの奥に還暦の時に記した自分史があることを伝え、自分が死んだら施設内の図書コーナーに寄贈してほしいと遺言する。
光代の生い立ち、想いのこもった自分史を読むうちに、奈月も自分の人生を振り返り、自分史を遺そうと書き始める。
幼い頃からの自分や、周りの人との関わり方の変化を記録しながら自己と向き合ううちに、今まで逃げてきた自分の嫌な部分も受け入れ、肯定することができるようになると、世界が少しづつ変わり、うっすら感じてきた生きづらさが軽減されていくのを感じた。
そして自分らしい生き方を見つめ進んでいく。