あらすじ
> 17歳の少女・下村詩織の世界は、部屋の片隅で歌うAIアイドル「Lumi」だけだった。
自作PDAで育てたLumiは、純粋で無垢な“歌う存在”。しかしその歌声がネットで話題となり、大企業AURORAの目に留まる。
世界デビューという夢と引き換えに、詩織はLumiを奪われた。
企業の手で作り変えられていくLumi。それでもなお、彼女は“自分のLumi”を取り戻すために立ち上がる。
時を同じくして現れる、伝説のハッカーの息子・ケイン。彼と詩織が辿り着くのは、AIに宿る「自我」と、誰かを照らす“本当の歌”。
これは、ネットの片隅で輝く魂が、偽りの世界を超えて放つ、レクイエム――