あらすじ
博打の帰りに、一帯を仕切る神使の屋敷から逃げ出す盗人を見つけた雨竜。
盗人が逃げる際に落としていった盗品を拾って蓋を開けた結果、自分が盗人と思われて連行されてしまう。
一応誤解は解けたものの、蓋を開けてしまったことによって起きた『中身の消失』の責任を取るよう言われる。
完全なる自業自得だが、しかし札を集めきれば博打で背負った借金をチャラにしてやるとの条件がつけられた。
自身の行いを認めた雨竜は、箱の中に唯一残った最後の希望……ではなく白札の妖、白雪と共に、借金返済と自身の尻拭いの旅を始めるのだった。
【人物】
◆雨竜(うりゅう)
口も悪けりゃ態度も育ちも頭も悪いし身なりも悪い。
ただし妙なところでお人好しなせいで、結果損することが多い自称賭博師の男。
粗野だが見目は決して悪くなく、整えればそれなりに見られるものの、整える気が全くない。何故なら金がないから。
◆白雪(しらゆき)
雨竜が初めに目覚めさせた映成札の妖。
いわゆる『白札』で、札に絵柄は描かれていない。
ぼんやり、天然、無口という、何を考えているのかわからないと言われがちな性質。