あらすじ
帝国の第九皇子リオンは、更なる力を願う皇帝によって邪神の生贄となる。
優秀な皇子ばかりの帝国にあって、末弟であるリオンは何の能力もない「無能」だった為、父に見限られたのである。
死を覚悟したリオンだったが、祭壇で出現した邪神ベルゲニウスに気に入られ、使徒となる契約を持ちかけられる。
その契約とは、性別と特性の違う二つの肉体を与えられる代わりに、歪んだ信仰で邪神となったベルゲニウスを本来の姿である「聖なる導きの神」へと戻す事。その為には良い行いをし、ベルゲニウスの名前を広める事が必要だった。
生贄となって死ぬか、使徒となって生き延びるか。選択は二つに一つ。
リオンは自身が育った環境や、弱者から搾取する帝国のやり方、そして自分の家族ですら欲望の為に生贄にするという行いが、果たして正しいのか間違っているのか。その事を見極める為に生きる事を選択。邪神の使徒となる。
一方帝国は、邪神への願いが叶わず敵国から反撃され、甚大なダメージを負う事となる。