あらすじ
システムエンジニアとして働いていた根岸純(ねぎし じゅん)は、遅刻寸前の出勤時に、急ぎすぎて駅の改札をくぐるのに失敗してしまう。
周囲の人に白い目を向けられるの感じつつ、真後ろにいた人に頭を下げる。
すると、そこにいた女性はふわりとした笑顔を見せて「気にしないでください」と言ってくれた。
こんな状況下で見ず知らずの人にあんな優しい対応ができるのかと、純はその女性に一目惚れをしてしまう。
しかし、これまで恋愛経験がまったくなかった純は、どうすればいいかがまったくわからず、妹に相談することにした。
これまで恋愛のれの字も語らなかった純に対し、妹は驚きを隠さなかった。それでも、純が本気であることがわかり、協力してくれることになった。
これまで女性とデートをしたことがなかった純は、練習がてら妹と二人で出かけることになる。
一日を通して様々なダメ出しを受けた純だが、帰り際に立ち寄ったカフェで偶然、あのときの女性と再会することができた。
妹の助力を得てその女性と話をすることができた純。
女性の名は須田美咲(すだ みさき)といい、純のひとつ年上で、金融の仕事をしているとのことだった。
最初のイメージ通りの優しい雰囲気に加え、見た目も純の好みだった。
このチャンスを逃せないと思った純は、あの日の朝の出来事に改めて感謝をしつつ、想いを伝えることにする。
純の告白に対し、美咲ははじめこそ戸惑いを見せたが、とある条件を飲んでくれるならば、連絡先を交換してもいいと言ってくれた。
どんな形でも美咲とつながれればいいと思った純は、二つ返事でそれを受け入れる。
美咲が提示した条件は、簡単に言えば試験のようなものだった。
試しに三回デートをして、そこでの振る舞いをチェックする。
美咲が事前に決める「恋人に求めるもの」をどれくらいクリアできたかによって、四回目以降のデートをするかどうかを決めるというものだった。
ともすればおかしな条件にも思えたが、それはわかりやすくていいと、純は喜んでその試験に挑むことになった。
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恋愛偏差値低めの理系男子が初めて人を好きになり、よくわからないまま恋愛試験に挑みます。
これを最初で最後の恋愛にするぞと意気込む、理系男子の恋愛物語。