あらすじ
高校2年生の洋一は、夏休みに入った直後の7月末に原付オートバイで事故を起こした。真夏の猛暑に団地の四階ですることもなく、毎日退屈な日々を送っていた。
洋一の家族は、千葉県習志野の袖ケ浦に母と妹弟の4人暮らし。いわゆる母子家庭であった。父は今の母と再婚後、まもなく急性肺炎で死亡している。つまり、洋一の母の夏江は継母で、下の小学生の妹と弟は異母妹弟になる。
継母の実家は隣町の鷺沼にあった。旧来からの資産家で、当主の父(継母の父)が洋一の父親の後を追うように急死したため、今は後継ぎがいなかった。夏江は3人娘の長女、次女の千恵子は嫁いで建設会社の社長夫人となり、東京の阿佐ヶ谷に住んでいる。三女の雪子は独身で実家から東京に通勤している。その3人娘の実母である幸恵(洋一の義理の祖母)は、今は実家の当主となっているが、女系家族ゆえの継ぎ問題を抱えていた。
泣きじゃくる男の子を保護した洋一は、交番に連れて行く途中で、その子の若い母親に会う。幼子を無事に引き渡したが、誘拐の疑念を抱かれて傷心のままに帰宅する。
傷つく少年の心を、帰宅した継母がやさしく慰めてくれた。そして、その宵には、夏江が用意してくれていたプレゼントをもらい感激する。偶然なのか、その日から妹と弟が母の実家に泊まりがけで出かけていた。つまり、その後の5日間ほどは、継母の夏江と洋一少年の二人暮らしが待っていた。
だが、初めてできた母子二人だけの時間と空間は偶然のことではなかった。それは夏江が企図したもの。その日から始まった巧みな甘い誘惑によって、二人は血の繋がりはないとはいえ、母子の禁断の愛欲の世界にのめり込んでしまう。毎夜、円熟した豊満な女体に狂喜する少年。そして、次第にその心までも奪われてゆき、洋一は年の離れた継母を、否、一人の女性として心から愛する。
さらに、母との契りを結んだ翌日から、毎日予期せぬ真夏の訪問者が次々と洋一の前に現れる。そらの訪問者に迫られ断ることもできず、関係ができてしまう。
少年は苦悩した末に、生みの母親を訪ね、その再会に新しい境地を求める。だが、その実母は魅惑的な女性で、独身で暮らす母親観のない美しい人。救いの手を求めてきたが、ついに真の禁断の道に陥ってしまった。そのため、実母が望む親子の新しい生活に入る事はできなかった。ついに、魅惑の星屑の町に向けて、出奔の決意を固める少年であった。