あらすじ
高村は絵画教室を運営する傍ら、特殊な力を使って死者の絵を描いていた。それは、決して表には出せない物だった。そんなある日、友人の坪井に、半年前から行方不明の元恋人の実家に一緒に行って欲しいと懇願される。彼女の家庭環境は複雑で、命の危険にあると言う。彼女の父親は資産家で、NPO法人『ガゼボの会』は若き画家達を支援する為に創設されたという。興味を持った高村と坪井は、彼女の実家へと赴くことになるが、そこには、女王のように君臨する母、ゆかり、一護(いちご)、圭二(けいじ)、三善(みよし)の癖の強い三兄弟が二人の訪問を待っていた。