あらすじ
武家の娘の翠香(スイカ)は訳あって長く未婚だったが、亡き父が皇帝と交わした約束により皇帝の側室となった。戦場で父を見殺しにした皇帝への復讐心をたぎらせて。
ところが入宮して皇帝に会ってみると、平民から皇帝に成り上がった思文(シブン)は悪人には見えず、明るく豪胆で懐の深い彼に次第に心を惹かれていく。
やがて「父の死に関わった真犯人がいるのではないか?」と疑問を抱き始めた翠香の前に真実を知る人物が現れ……。
訳あり戦うヒロインの中華風ロマンスファンタジー。
*翠香(スイカ)24歳
文武両道をよしとする武家の長女。
事情があり長く未婚だったが皇帝の側室となった。
眠れぬ夜は木刀を持ち出して庭で素振りをする。
*思文(シブン)26歳
革命軍の総大将として活躍し皇帝となった元武官。
単純明快で豪放磊落な大男。
見た目と言動が荒っぽい。
*加亮(カリョウ)26歳
美貌の宦官。皇帝の側近。
思文とは古い付き合いで、革命時は彼の参謀を務めた。
*廷珪(テイケイ)24歳
翠香の幼馴染で元許婚。
前王朝派の本拠地に身を寄せ、反乱を企んでいる。
*翠香の父 55歳
現役を退き隠居生活を送っていた元将軍。
かつての部下である思文の誘いで革命軍に入り、
最後の戦いで命を落とした。
*翠香の弟 20歳
戦場で行方不明になった。
*金蓮(キンレン)30歳
翠香の身の回りの世話をする後宮の女官。