あらすじ
それなりのゲーマー、トミオには屈辱的な記憶があった。
フルダイブMMO『ゲヘナ・オンライン』。
その最終イベントにおいて、プレイヤー達は勝利した。……情けをかけられて。
敗色濃厚からのお情けによる勝利のプレゼント。
一人のゲーマーとして、あまりにも辛いゲームの終わり方であった。
そのイベントにおいて指揮をとっていたのは通称"ゴシックP"。
関わるイベントの全てでフォントがゴシック体になるという、名物スタッフであり、因縁の相手でもあった。
あまりの屈辱に、ゴシック体を見るだけで血圧の上がる体質になってしまったトミオ。
そんなある日、新作VRMMOで懐かしいフォントを目にする。
スタッフからコメントの中、何故か一つだけゴシック体で記述された文章。
間違いない、ヤツがいる。
新作VRMMORPG『ビヨンド・ワールド・オンライン』
全員にユニークスキルが生えてくるというのが売りのファンタジーRPGである。
ゴシックPと決着をつけるため、トミオはかつての仲間とこのゲームに挑むことを決意する。
とはいえ、基本的にはエンジョイ勢、素直にゲームを楽しむ姿勢は忘れない。
幸い、BWOはスタートから賑やかだ。
はじめてのダンジョン。
三下系配信者との出会い。
NPC発の特殊クエスト。
ユーザーイベントへの参加。
ちょっと癖のある仲間達。
のんびりとした採取活動などなど。
割とまったりゲームを楽しむトミオ。最前線の攻略は廃プレイヤーにお任せだ。
しかし、ゴシックPの痕跡を見つけた時は、宿敵に一泡吹かせるべく全力を尽くす。
立ちはだかるゴシックPによるクエストの数々と大規模イベント。
トミオの武器は、頼れる仲間たちとユニークスキル。
そして「何故かゴシックPのイベント攻略が得意」という謎の相性。
SNSや掲示板のちょっと変な人達にも影響を与えつつ、『ビヨンド・ワールド・オンライン』は盛り上がっていく。……ゴシックPを悔しがらせながら。
エンジョイ勢達はゲームを楽しみつつ、きっちりと因縁の運営に一泡吹かせていく!
※性描写あり、は念の為です。現状、温泉回+αくらいのレベルを考えています。