あらすじ
公務員試験を受けようと東北新幹線で仙台に向かう谷崎陽斗は、隣席に座った若い女性とたまたま会話を交わした。その夜先輩の松山洸史のアパートに止めてもらうが、新幹線の女性がもしかすると自殺するのではないかとの心配を膨らませる。翌日の試験を辞めてまで何とかしようとする谷崎だったが、松山に受験するよう諭されてその日は眠ることに。翌朝目覚めると、何とあの女性がアパートに来ていた……。
最中とその皮に互いを気遣う者同士の思いを重ねて描いた、ささやかな物語です。仙台の『くじらもなか』はお気に入りのお土産品のひとつ。お店自家製の皮だけ買ってお味噌汁の具にするもの乙な味わい方。機会あればぜひお試しを。