あらすじ
国家機密の被検体番号0379-α。
彼女はまだ知らない。胸に宿る並外れた力が、自分自身のものではなく、そしてその力には「終わり」が刻まれていることを。
一方、従者ミオは冷徹にその真実を知りながら、ただ使命として彼女を支え、監視し続けていた。
しかし、天真爛漫で真っすぐな彼女の笑顔は、冷たいミオの心を少しずつ動かしていく。
限られた時間。数多の任務を共にこなす中で、二人は互いの存在をかけがえのないものにしていく。
けれど、約束された終わりは避けられない。1年後、彼女の記憶はすべて消え去り、もう二度とその笑顔を見ることは叶わない。
それでもミオは願う。忘れないでほしい、と。
これは、限られた時間に刻まれた、切なくも強い絆の物語――。