あらすじ
気が付くと別の世界に転生していたキャロライン、彼女はこの世界が何なのか一切の知識を持たなかった。キャロラインは中世にしては便利すぎる世界に怪しさを覚える。彼女が恐れるのはゲームのシナリオそのもの。この世界が何かしらの物語やゲームをモチーフにしているのであれば、国が滅ぶなど理不尽な未来があるかもしれない。
しかしながら原作を知らないキャロラインには将来に備えようにも、何に対して準備をすればいいのか分からない。それでもキャロラインは道しるべが一切存在しない不安の中、前世では失ってしまった家族を守るため、今の自分に出来る事に尽力する。
真摯に今の世界を学ぶうちに、何時しかキャロラインは己の中のゲームのフィルターを外し、目の前のあるがままの世界を受け入れるようになる。
視野が広がった後に見る世界は広くて美しい。キャロラインはこの世界の原作が分からない。己が何を果たすべきなのか分からない。だからこそキャロラインは自由だった。キャロラインは家族の平穏のため、何より自分のために駆けだすのをためらわなかった。
5話くらいの中編予定です。