あらすじ
婚約者である王太子・エリアスの冷淡と三度の式延期、側妃候補との噂——「選ばれない席に座り続ける義務はない」と悟った侯爵令嬢リディアは、礼を尽くして自ら婚約破棄を告げる。実家に戻った彼女は領地の硝子工房を立て直し、隣国セレスの暁梟商会と組んで販路を開拓。数字と誠実さで信頼を積み上げる日々の中、若き宰相代理ルカから「隣にいてほしい」と求婚される。
未練に終止符を打つため対面した元婚約者は、今さらの復縁を願うが——答えはひとつ。「もう遅いです」。
これは、誰かに選ばれるのをやめて、自分の足で選び直す物語。静かな“ざまぁ”と、仕事から始まる伴走の恋。後味はやわらかな希望。